宇宙航空人材育成プログラム 将来の有人宇宙活動を支える宇宙医学人材養成プログラムの創出

menu

【2023年9月21-22日】宇宙医学実習@大分大学の実施

2023年9月21-22日の2日間の日程で、大分大学医学部に3名の学生とともに訪問してきました。
 大分大学医学部ではAIを用いた手術支援システムの開発を行なっており、先進的な臨床医学研究を実施しております。また、大分空港はスペースポート(宇宙港)の建設予定地でもあり、大分県は県全体で宇宙産業の支援を実施している自治体です。
 実習初日には大分大学で開所式を開催していただき、北野学長にもご挨拶できました(大分大学HP引用)。開所式後には、大分大学医学部の取り組みや宇宙医学研究についてお話を伺いました。特に、AI技術を用いた内視鏡手術法の開発研究についてご説明いただきました。現在は、臨床の場でこの技術を活用しようと研究されていますが、将来的には人が宇宙に滞在した際の医療行為として遠隔手術などをする場合に、有用になる可能性があります。
 また、2日目には大分空港に移動して実習を行いました。実際の大分空港を見学させていただき、3キロに渡る滑走路が整備されており、水平型の宇宙船の離着陸に適している空港であることが理解できました。このスペースポート誘致を担当されている大分県庁職員の方にもお越しいただき、大分県がどのように宇宙産業を盛り上げていこうとしているのかお話を伺いました。
 民間人が宇宙に滞在するようになると、ますます宇宙滞在者の健康のサポートを担う宇宙医学が重要になると思います。大分のスペースポートと大分大学医学部が今後どのように協力していくのかのヒントになる事柄を今回の実習で学習できました。

開所式ならびに大分大学でのセミナーの様子:

  
大分空港でのスペースポートの看板と県庁職員によるセミナー: